ツイッター上で日本通信の三田社長が、「イーモバイルがIDEOSの販売を止めようとしている」とつぶやき、ちょっとした話題になっている。
IDEOSは日本通信が2010年12月に発売したHUWEI製のスマートフォンで、イー・モバイルも同様の製品「Pocket WiFi S」を2011年1月より投入している。
イー・モバイルの「Pocket WiFi」は同社成長の原動力となっている製品で、これまでにPocket WiFiの同型機種が世界で100万台出荷され、そのうち60万台がイー・モバイルの販売であったことを明らかにしている。
「Pocket WiFi S」の発表の席上、イー・モバイルは同等のハードウェアとなる「IDEOS」が発売されていることを尋ねられると、「イー・モバイルがファーウェイの日本における正規代理店。(日本通信提供のものは)並行輸入品のようなもので、当社では関知しない」と述べたほか、日本通信のIDEOSを持ち込んでイー・モバイル回線を契約したいというユーザーには? という問いに「(回線契約は)提供しない」とコメント。
その後、HUWEIジャパンも、日本通信発表の「IDEOS発売」に対し、「ファーウェイ・ジャパンを通じて発売するものではない」とのコメントをわざわざ発表するなど、イー・モバイルからの圧力でもあったのだろうか、明らかに不快感を示していた。
きっと、イー・モバイルにしてみると全く同じ機種をSIMロックフリー、契約縛りなしで販売されるということで、面白くないということなのかも知れない。
2月3日は日本通信の「2011年3月期 第3四半期決算発表」となっている。
発言が注目される。