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本番を迎えるタブレット市場向けOSの競争

iPadが牽引するタブレット市場だが、Strategy Analyticsによると、iPadのQ4の世界における市場シェアは75.3%で、「Android」搭載端末の21.6%だった。しかしQ3はiPadが95.5%、Androidが2.3%だったことからすると、Androidが着実にポジションをアップさせていることが伺える。

 ちなみに、2010年通期の両者のシェアでは、iPadが84.1%、Androidが13.1%だったとしている。

 Androidの牽引役となったのはサムスンの「GALAXY Tab」だったとしているが、韓国の聯合ニュースによると2010年全体で、200万台のGALAXY Tabを出荷したとしている。

 しかし、この数字を巡っては一部サイトでサムスンの幹部が実売数は「きわめて順調」だったとコメントしたにも関わらず、「きわめて少ない」 と掲載されたことで、混乱が生じた。

 但し、米国の携帯電話販売店の販売情報を追跡しているITG Investment Researchによると、iPadの同時期における返品率は2%だったのに対し、「GALAXY Tab」は約13%にも上っているということからも、まだ両者を比較するには無理があるような印象も受ける。

 先日、Android OSの開発を手がけるグーグルは、タブレットに最適化した新プラットフォーム「Android 3.0(コードネーム:Honeycomb)」に関する発表を行った。

 本格的な競争は2011年からとなりそうだ。