国内端末ベンダーと部品メーカーのチカラ関係

ソニーが端末の国内生産を終え、今後は海外から調達することに。

 今や、端末ベンダーの多くが同様の形態にシフトし、ヒトは配置転換や人員削減で対応、工場は修理センターに化してしまう。

 一方、今回iPhone5にはサンスン訴訟の影響があるとは言え、日本の部品メーカーの多くが採用されている。

 経済学では、素材に近い産業ほどグローバル展開が進みやすく、製品やサービスほどローカル化しやすいとされているが、まさに今の日本の携帯産業は、そうした構造にあるのではないか。

 水面下で国内の端末ベンダーと部品メーカーとのチカラ関係が逆転してきていると見て間違いなさそうだ。