キャリア各社の法人向けウェブサイト担当者にご登場いただき、ウェブ展開の現状を取り上げていく特集企画。
前回のソフトバンク編に続く3回目となる今回は、NTTドコモ 法人事業部 法人ビジネス戦略部 営業企画・プロモーション担当課長 阿部光昭氏、同部 営業企画・プロモーション担当主査 荒瀬恵子氏にお話を伺った。
NTTドコモ 阿部氏 |
NTTドコモが全国一社化する前は各地域会社がそれぞれ法人向けに情報発信を行っていましたが、それらを集約して現在に至っています。
個別のドメインを持ち、ウェブサイトも個人向けとは別立てになっていますので、法人というカテゴリーでフレキシブルに対応が可能です。掲載している内容も、災害時の対応といった一部の全社的な情報を除いて、基本的にはプロモーション担当が企画しています。
また、弊社の営業担当者が営業を行う際、タブレットでウェブサイトを見せながら説明できるようにすることも意識しています。
アプリでは営業に必要なカタログや導入事例集を備えた専用アプリ「ビジどこ」を提供しています。ドコモビジネスオンラインへのリンクを貼ることで、アプリとウェブサイトをシームレスに行き来できるようにしています。営業担当に特化した内容のものと、お客さまにも広く公開しているものの2つを用意しています。
「ビジどこ」は、App Store、Google playで配信していますので、お客さまにも無料で楽しんでいただけます。
狙いは大きく2つあり、1つは外注コストの削減です。費用はもとより、外部へ依頼する場合に発生する種々のやりとりをカットすることも意識しています。
もう1つはプロモーション方法を自ら考える機会を設けることです。外部委託の場合、我々は提案いただいたアイデアを選ぶだけの受け身の姿勢になりがちです。自分たちで動画を撮るようになると、商品やサービスの効果的な見せ方、伝え方を考えなければなりません。現在では、商品開発者も交えて、台本作りから手掛けています。なお、内製化を本格的に進めるため、社内に専用のスタジオも設置しました。
ただし、動画制作と同じく、内製できるところは我々で作業した方がよいと考えており、細かな更新作業は自社で行っています。
具体的には、Facebookやメールマガジンのコンテンツ作成は自ら行っています。Facebookは法人事業部で専用アカウント「ビジどこ」を取得しており、主に更新情報を配信しています。
ドコモオンラインショップの商材をドコモビジネスオンラインでどのように掲載するかは、オンラインショップの関連担当と相談しながら決定しています。
本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて2014年12月26日に公開された記事となります。 最新記事や過去の掲載分は「DATAで見るケータイ業界」もあわせてご覧下さい。 |