新社会システム総合研究所(SSK)は6月18日、デジタル&ブロードキャスティング戦略特別セミナー「
Netflix上陸の衝撃と影響を語り合う~変わる動画配信市場と業界展望2016~」を開催する。
放送局やネット企業など関連6社の担当者が登壇し、テレビと放送、ネットとスマホやPCといった垣根を越える映像市場の可能性について様々な立場から議論が行われる。
セミナーの詳細は以下の通り。なお、講師プロフィールや内容の詳細は
SSKセミナー情報ページをご覧いただきたい。
セミナー概要
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重点講義内容 |
世界最大の映像配信サービスであるNetflixが、今秋日本でサービスを開始します。今回のNetflix上陸は、テレビ局や映画会社のビジネスはもちろん、ユーザーの映像消費行動も変化する可能性を含んでいます。今回は、テレビと放送、ネットとスマホやPCといった垣根を越える映像市場の可能性を様々な立場から議論します。 |
<1>各社の取組み ~各10分のプレゼンテーション~
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元テレビ局系シンクタンク代表
氏家 夏彦
(うじいえ なつひこ)氏
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日本テレビ放送網(株) インターネット事業局 副部長
太田 正仁
(おおた まさひと)氏
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讀賣テレビ放送(株) 営業局 営業企画開発部長
西田 二郎
(にしだ じろう)氏
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(株)サンテレビジョン 東京支社編成部 部次長 兼 経営企画室
那須 惠太朗
(なす けいたろう)氏
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(株)ロボット 執行役員 コミュニケーション・プロデュース部長
加藤 雅章
(かとう まさあき)氏
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ヤフー(株) エバンジェリスト
志村 一隆
(しむら かずたか)氏
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【14:00~15:00】
Ⅰ.志村 一隆 氏 1.Netflixがなぜ競争に勝てたのか? 2.Netflixの経営モデル 3.日本におけるNetflixのチャンスと課題
Ⅱ.氏家 夏彦 氏 1.テレビ局側から見て注意しなければならないのは、 Netflixがテレビ画面を取りに来ていること 2.Netflixの進出で、Hulu、GYAOなど 既存の動画配信サイトもサービスを充実させる 3.動画配信の魅力が相対的に向上し、 テレビ放送の視聴時間が直接奪われる 4.今はネットにつながったテレビは2割程度だが、 5年後のオリンピックに向けてテレビの買い替え需要が高まる 5.4KもあるのでNetflixボタン付リモコンのテレビが増える 6.するとテレビでのネット動画視聴の習慣が、急速に広まる可能性がある 7.5年後にテレビ局が崩壊することはないだろうが、 テレビ離れが2割3割増えるだけで、大ダメージになる 8.それまでにテレビは放送だけに頼るビジネスから 進化させなくてはならない 9.それを始めるのは今!5年後にあわてても遅い
Ⅲ.太田 正仁 氏 1.Netflixの地上波への影響を正しく知る 2.NetflixのHuluへの影響を考える 3.日本テレビの動画配信戦略 4.日本テレビ動画配信の今後の方向性
Ⅳ.西田 二郎 氏 1.テレビコンテンツの威力 2.テレビ制作マンの威力 3.テレビ営業の威力 4.テレビネットワークの威力
Ⅴ.那須 惠太朗 氏 1.Netflixはローカル局&独立局にとっても黒船か? 2.「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」なら、何を知れば良いのか? 3.憂う前に「備え」あり 4.ローカルメディアとしてのテレビ局の在り方と次なるビジネスチャンス
Ⅵ.加藤 雅章 氏 1.配信映像市場の可能性 2.コンテンツはメディア間の障壁を壊せる 3.ビジネスモデルがどう変わるのか 4.制作環境の変化にどう対応していくか
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<2>パネルディスカッション ~Netflix上陸の衝撃と影響~
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【15:10~16:30】
<モデレーター> 志村 一隆 氏
<パネリスト> 氏家 夏彦 氏/太田 正仁 氏/西田 二郎 氏/那須 惠太朗 氏/加藤 雅章 氏 |
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講師プロフィール |
太田 正仁(おおた まさひと)氏 メーカー系SE、フリーのSEを経て、1997年 (株)リクルート入社。マーケティング部門、住宅部門(現SUUMO)、事業開発部門で、主に新規事業開発に従事。住宅関連の様々なサービスやR25式モバイル、L25モバイルなどを企画・立ち上げ。2007年 日本テレビ放送網(株)入社。デジタル戦略立案、新規事業企画、アライアンスなどの業務に従事。インターネットでの番組無料配信サービスや、Hulu事業推進プロジェクト、在京全キー局によるテレビポータルアプリ「ハミテレ」プロジェクトなどを実行中。 |
西田 二郎(にしだ じろう)氏 1989年 読売テレビ入社。入社以来25年制作の第一線で「ダウンタウンDX」「ガリゲル」など演出を務める。ソーシャルとテレビ、ローカル局とテレビなど新しい切り口でテレビの未来を考える。2015年 営業企画開発部長として新たなメディアプランニングに着手する。 |
那須 惠太朗(なす けいたろう)氏 1968年生まれ、兵庫・西宮市出身。1991年 (株)サンテレビジョン入社。2008年 神戸大学大学院経営学研究科MBAプログラム修了。現在、東京支社編成部部次長 兼 経営企画室。タイムテーブルの立案、コンテンツ(番組購入・販売、VOD等)・ライツビジネス等を担当。また独立放送局共同制作番組(バラエティ番組、映画、アニメ、時代劇など)のプロデュース等も行う。この他、阪神・淡路大震災発生時には報道サブデスクとして、生活情報報道の企画開発に係わった。 |
加藤 雅章(かとう まさあき)氏 1965年生まれ。宮城県出身。(株)タイトーにてTVゲーム企画開発を担当した後、1992年に(株)ロボットへ入社。コマーシャル制作、イベントプロデュース等を経て1995年からWEB制作部門を立ち上げ、数多くの映画プロモーションサイトや企業サイト、商品ブランド紹介サイト制作を手がける。映像制作の枠を超えたエンターテイメントコンテンツの開発のプロジェクトに多数携わっている。 |
志村 一隆(しむら かずたか)氏 1991年 早稲田大学卒業、WOWOW入社。2001年 ケータイWOWOW設立、代表取締役就任。2007年 情報通信総合研究所 主任研究員。2014年 ヤフーエバンジェリスト。2000年 エモリー大学でMBA、2005年 高知工科大学で博士号。著書『明日のテレビ?チャンネルが消える日』(朝日新聞出版)、『ネットテレビの衝撃-20XX年のテレビビジネス』(東洋経済新報社)、『明日のメディア 3年後のテレビ』 (ディスカヴァー携書) など。 |
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※内容等は変更となる場合があります。
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