SSKセミナー:

ドコモが医療・介護分野に取り組む理由とは?「ICT×医療・ヘルスケア最新動向とドコモの事業戦略」を6月12日に開催

新社会システム総合研究所(SSK)は6月12日、シルバー&ヘルスケアビジネス戦略特別セミナー「ICT×医療・ヘルスケア最新動向とドコモの事業戦略」を開催する。 NTTドコモ メディカルICT推進室 担当部長 有田氏、ライフサポートビジネス推進部 ヘルスケア事業推進担当部長 安部氏が登壇し、NTTドコモのヘルスケア事業への取り組みのフレームワークや取り組む理由、今後のビジョンなどを披露する。また、情報通信総合研究所の研究員による最新動向の解説も行われる。

セミナーの詳細は以下の通り。なお、講師プロフィールや内容の詳細はSSKセミナー情報ページをご覧いただきたい。
セミナー概要
セミナー要項
開催日時 2015年6月12日(金)午後1時30分~午後5時
会場 SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2 友泉西新橋ビル4F
(03)5532-8850
受講料 1名につき 32,400円(税込)
同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 27,000円(税込)
備考:
 
重点講義内容
<1>ICT×医療・ヘルスケアの最新動向
~IoTでつながる情報・人・サービス
(株)情報通信総合研究所 ソーシャルイノベーション研究部 
社会公共システムグループ 主任研究員
宮下 啓子 (みやした けいこ)氏
【13:30~14:35】

 医療のネットワーク化が進み、さまざまな医療リソースがネットワーク上で連携し、デジタル化された医療情報を共有するクラウド型の「つながる医療」へと変貌しつつあります。さらに医療情報のデジタル化の流れはヘルスケア分野と融合して予防医療という医療とヘルスケアの中間領域を開拓しています。インターネットで手軽に利用できる遺伝子検査、ヘルスケアデータをセンシングするデジタルホームなど、ICTと医療・ヘルスケアがコラボレーションして、新たなスタイルのデジタル医療、デジタルヘルスが模索されています。ICTの活用が医療・ヘルスケアにどんな革新をもたらすのか、それが本当に定着し、花開くためにどんな課題があるか、先進事例を踏まえて考察します。

1.ICT活用で変わる医療現場
2.地域包括ケアを支えるヒューマンネットワーク
3.予防医療をめぐる多様なアプローチ
4.デジタルヘルスとビッグデータ
5.ヘルスケア・プラットフォームの可能性と課題
6.質疑応答/名刺交換
<2>ドコモの医療・介護分野への取組みと今後について
(株)NTTドコモ メディカルICT推進室 担当部長
有田 浩之 (ありた ひろゆき)氏
【14:40~15:45】

 近年、国内の医療現場では、医師の過重・長時間労働など、過酷な勤務環境をもたらす医師不足が顕在化している。この様な社会背景において、NTTドコモではスマートフォンを活用した医療関係者間コミュニケーションツール「Join」(以下本サービス)の提供を開始した。本サービスは、これまで音声通話やメールでやりとりしていた連絡をスムーズに行い、効率的な診療・診断支援を可能にした。このようなサービス提供の事例を通じて、携帯電話事業者であるNTTドコモがどのように医療の世界に関わり、医療の質の向上に貢献したいと考えており、さらにその先の構想までを論じたい。

1.ドコモの取り組み
  (1)なぜドコモが「医療」なのか
  (2)医療を取り巻く環境の変化
  (3)医療分野の課題
2.医療分野におけるドコモのソリューション
  (1)病前(救急)
  (2)病中(医療)
  (3)病後(介護)
3.ドコモが描く今後のヴィジョン
4.質疑応答/名刺交換
<3>ドコモのヘルスケア事業への取組みと今後について
(株)NTTドコモ ライフサポートビジネス推進部 
ヘルスケア事業推進担当部長
安部 成司 (あべ せいじ)氏
【15:55~17:00】

 NTTドコモでは、中期的成長に向けて「スマートライフのパートナーへ」というテーマを掲げています。ヘルスケア事業は重点分野のひとつです。本講演では、これまでの取組みに加え今年度提供開始するサービス最新情報や、ウェアラブル機器やヘルスケア関連施設などリアルパートナーとの連携強化、よりオープンなプラットフォームを展開していく構想も解説致します。

1.ドコモのヘルスケア事業への取り組み全体像
2.プラットフォームのオープン化構想
3.Fit-Linkサービスの提供開始
4.電子お薬手帳のプラットフォーム連携について
5.モバイルクラウド12誘導心電図システムの提供開始
6.さらなる事業拡大に向けて
7.質疑応答/名刺交換
講師プロフィール
宮下 啓子(みやした けいこ)氏
海運会社の調査部門を経て、(株)情報通信総合研究所に入社。主としてマーケティング調査を担当し、ICT商品ニーズ、ユーザの行動分析など、一貫してユーザや現場の目線から調査の企画・実施・コンサルティングに携わる。医療・教育・テレワーク(ワークスタイル)という社会性の高い研究テーマをライフワークとしており、医療については、医療界、医療産業、ICT、政策など、幅広い視点から調査・研究に取り組んでいる。
有田 浩之(ありた ひろゆき)氏
1990年 NTT入社 NTT東京支社 通信機器事業部。1993年 NTT ヒューマンインタフェース研究所。1997年 NTT-ME出向 ネットワークプロダクツ事業部。2004年 NTTドコモ ユビキタスサービス部 主査。2007年 NTTドコモ 法人ビジネス戦略部 担当課長。市場調査・分析、法人企業向け端末企画、サービス企画、新規事業領域開拓(主に医療分野)に従事。2011年より、東京慈恵会医科大学とともに医療分野での共同研究を開始。2012年 東京慈恵会医科大学 脳神経外科学講座 研究員。2014年 NTTドコモ 法人事業部 メディカルICT推進室 担当部長。東京慈恵会医科大学・株式会社アルムと共同で医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」、救命・医療補助アプリ「MySOS」などの企画に携わる。現在に至る。
安部 成司(あべ せいじ)氏
1994年 電気通信大学大学院修了後、同年日本電信電話(株)に入社PHS・携帯電話の開発に従事。2004年に資材部端末企画担当課長、2005年に経営企画部経営企画担当課長などを経て、2009年にプロダクト部プロダクト企画担当部長に就任。2013年7月より、ライフサポートビジネス推進部ヘルスケア事業推進担当部長として、ウェルネス・メディカル両領域のサービス企画、推進ならびに事業化業務に従事、現在に至る。
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