5月2日、当サイトにて「150ヶ所を突破したMVNOの『単独店舗』、4月以降も出店相次ぐ」と題した記事をアップし、既に多くのMVNO単独店舗(MVNOサービスの販売を主軸に据えて開通手続にも対応する専門ショップ)が展開されていることを報告した。
その中でも触れたが、現在はUQコミュニケーションズとプラスワン・マーケティング(FREETEL)が積極的に店舗網を拡大している。「UQスポット」は直近で62店舗、「フリーテルショップ」は34店舗に達している。
そこで、記事のウラバナシとして、2社の出店状況をグラフ化してみた。ここ数ヶ月、1ヶ月で10店舗以上の脅威的なペースで出店していることが手に取るようにお分かりいただけるだろう。
【今週号の目次】週間ニュースダイジェスト
5/15(Mon)
- KDDI、沖縄セルラー、4G LTEの150MbpsとWiMAX 2+の440Mbpsを組み合わせ、受信最大590Mbpsの高速データ通信サービスを開始。東京都、愛知県、大阪府の一部エリアから順次。対応Wi-Fiルーターはソフトウエアアップデートの適用で利用可能に。
- http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2017/05/15/2444.html - 総務省 東海総合通信局、東海情報通信懇談会と共催で「第5世代移動通信システム(5G)の実現に向けて」をテーマにした情報通信フロンティアセミナーを6月7日に開催と発表。通信キャリア3社の担当も登壇予定。
- http://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/topics/event/29-0515.html
5/16(Tue)
- 総務省、5Gの総合的な実証実験を開始へ。今年度はNTTドコモ、KDDDI、ソフトバンク、NTTコミュニケーションズ、国際電気通信基礎技術研究所、情報通信研究機構の6者が担当。
- http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000297.html - 総務省、5G早期実現に向けた国際連携を強化するため、主要国・地域の5G推進団体と連携し「第3回グローバル5Gイベント」を開催へ。5月24日と25日に東京お台場で。
- http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000298.html
5/17(Wed)
- NTTドコモ、24日からSIMロック解除受付条件を一部変更へ。分割払いは機種購入日から100日経過後、一括払いなら機種購入当日から解除可能に。15年5月1日以降に発売された機種が対象。
- https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/170517_00_m.html - LINEモバイル、MVNO「LINEモバイル」に5月1日~8月31日の期間中に新規加入した利用者を対象に2ヶ月連続で3GBを付与するデータ増量キャンペーンを実施。指定のプラン加入が条件。
- https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1745 - NTTドコモ、災害等を想定した「ドローン中継局」による携帯サービスエリア化実証実験に成功。ドローンに小型中継局を搭載し周辺基地局の電波を上空で捉えてエリア化。17年度下期は地上の電源と接続して連続24時間運用の実現目指す。
- https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2017/05/17_00.html
5/18(Thu)
- 三井住友フィナンシャルグループおよびSMBC日興証券とNTTコミュニケーションズ、アクセンチュアの支援のもとでAIチャットボットを共同開発、25日よりSMBC日興証券のコンタクトセンターでLINE問い合わせサービスの拡充機能として提供を開始へ。AIエンジンはNTTコム「COTOHA」を導入。
- http://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2017/0518_2.html - MM総研、2016年度通期国内携帯電話端末出荷台数調査結果を発表。総出荷台数は3648.6万台(前年度比0.3%減)だが、スマホ出荷台数は3013.6万台(同3.3%増)で初の3000万超に。SIMフリースマホは281.6万台。
- https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=239 - MMD研究所が「2017年SIMフリースマートフォン購入者調査」結果を発表。現在利用しているSIMフリースマートフォンのメーカー別シェアはApple、ASUS、HUAWEIの順。
- https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1648.html
5/19(Fri)
- NTTドコモ、5G技術を用いてNHKと8Kスーパーハイビジョン映像を伝送する等の共同実証実験を2017年5月以降開始で合意。ドコモは5Gの技術、実験環境等を提供、NHKは8Kスーパーハイビジョンの技術、映像機材等を提供。24日開催のWTP2017でデモも。
- https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2017/05/19_02.html - 総務省、情報通信審議会から「新世代モバイル通信システムの技術的条件」のうち、eMTC及びNB-IoTの導入に向けた「LTE-Advanced等の高度化に関する技術的条件」について一部答申を受けたと発表。
- http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000299.html
今週の注目記事
- 徹底検証!固定電話の未来(ITPro)
- 2016年度の国内メーカー携帯出荷は前年比12.3%減、スマホは維持(ケータイWatch)
- 通信大手3社の決算を検証、Y!mobileが示した圧倒的な強さ(ITPro)
- 苦境の国内スマホメーカー キャリア依存からの脱却(ITPro)
- HTC NIPPONの児島社長に聞く 「HTC U11」の魅力と日本市場でのこれから(ケータイWatch)
- 【現場の風】KDDI 15周年中にコンセプトモデルを出したい(SankeiBiz)
- 実は"キャリア品質"のWikoスマホ 日本市場での勝算を前田社長に聞く(ITmedia)
- ソフトバンクが中国配車最大手に出資合意 5700億円(SankeiBiz)
- 「使っていないのなら退会をオススメすることさえある」、auが進めるCX向上のいま(ケータイWatch)
- スプリントとの統合に意欲 TモバイルCFO(SankeiBiz)
- Predix売上倍増へ、GEキーパーソンが語る世界と日本の戦略(ITPro)
通信関連事業者 今週の主な報道発表
5/15(Mon)
- KDDI、au携帯の修理見積金額を書面やメールでお知らせするサービスを開始。従来の電話では対応が難しい、お身体や言語の不自由なお客様や日中電話に出られない顧客に向けて。(KDDI)
- NTTドコモ、7月1日よりネットワーク本部を新設へ。ネットワーク(端末含む)の構築・運用及びサービスの基盤開発等の業務を所掌。既存のネットワーク部など6つの部はネットワーク本部配下に。(NTTドコモ)
- NTTドコモ、代表取締役及び役員等の異動に関するお知らせ(NTTドコモ)
- 日本電信電話、2017年3月期通期連結決算を発表。営業収益11兆3910億円(前期比1.3%減)、営業利益1兆5397億円(同14.2%増)。収益は地域通信事業と長距離・国際通信事業が足を引っぱる。18年3月期は営業収益3.2%増の11兆7500億円、営業利益3.3%増の1兆5900億円を見込む。(日本電信電話)
- NTT東日本、7月1日より本社等組織を変更へ。法人向け営業体制強化に向け、ビジネス&オフィス営業推進本部をビジネスイノベーション本部へ改称。地域別の法人営業部とオフィス営業部を統合し、法人顧客を一元的に所掌する営業体制に移行。あわせて、東京オリンピック・パラリンピック推進室を社長直轄で設置等も実施。(NTT東日本)
- NTT西日本、7月1日より本社組織を変更へ。CRM活動のさらなる強化を担う組織としての位置付け明確化のため、現在のマーケティング部を営業推進部に改称など。(NTT西日本)
- NTTコミュニケーションズ、2017年3月期通期連結決算を発表。営業収益1兆2829億円(前期比2.7%減)、営業利益は過去最高の1324億円(同12.1%増)、設備投資は2158億円。収益はボイスコミュニケーションとソリューションが足を引っぱる。18年3月期は営業収益%増の1兆3300億円、営業利益%増の1350億円、設備投資は2150億円を見込む。(NTTコミュニケーションズ)
- NTTコミュニケーションズが人事を発表。ICTコンサルティング本部長の岩野英一氏が辞職など。(NTTコミュニケーションズ)
- IIJ、2017年3月期通期連結決算を発表。営業収益1577億円(前期比12.2%増)、営業利益51億円(同16.4%減)。モバイルサービスの総回線数は185.6万(同51%増)18年3月期は営業収益11.5%増の1760億円、営業利益26.6%増の65億円を見込む。(インターネットイニシアティブ)
5/16(Tue)
- コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパンとNTTドコモ、将来のコネクテッドカーに向けた5GおよびセルラーV2X(Vehicle to everything)技術の共同デモ実施と共同研究の計画で基本合意(NTTドコモ)
- NTTドコモが「2017夏 新サービス・新商品発表会」事前サイトを開設。発表会は24日12時から、動画での中継も予定。(NTTドコモ)
- KDDI、総務省の技術試験事務において5G技術の有用性の検証を開始へ。ICT施行、空撮映像配信、スタジアムエンターテインメント、スマートステーション、スマートスクールの実験を実施予定。(KDDI)
- ソフトバンク、総務省の「高速移動時において1msの低遅延通信を可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討の請負」で請負人に選定と発表。トラック隊列走行、車両の遠隔監視、遠隔操作への5G適用などの実験を17年度より実施へ。(ソフトバンク)
- KDDI、大林組、NEC、5G活用のICT施工実現に向けて、建設機械による遠隔施工の実証試験を実施へ。現行の建設機械遠隔操作システムに5G対応無線機器を組み合わせ、低遅延の高精細映像を活用し遠隔操作の作業性改善はかる。(KDDI)
- KDDIとテラドローン、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト」に係る公募へ提案し採択されたと発表。(KDDI)
5/17(Wed)
- KDDIが「au発表会 2017 Summer」事前サイトを開設。発表会は30日10時から。(KDDI)
- KDDI、「交換用携帯電話機お届けサービス」の当日配送(お急ぎ便)の受付時間を延長。関東・関西地域で、締切時間を朝10時→12時までに延長。(KDDI)
- KDDIが「KDDI IoTクラウド~データーマーケット~」を提供開始。顧客保有のIoT業務データとパートナーのデータ群を複数組みあわせた分析が可能。データ群は最新店舗情報、将来人口推計データ、車両・走行挙動データなど。(KDDI)
5/18(Thu)
- KDDI、米国ベライゾン・コミュニケーションズと日本国内のVoLTEローミング提供協定を締結。(KDDI)
- NTTコミュニケーションズ、グループ会社e-shelterを通じて「ドイツ ミュンヘン 2 データセンター」の提供を本日開始。サーバールーム面積は約2800m2で、最大約5600m2まで拡張予定。(NTTコミュニケーションズ)
- 福島県南相馬市、メドレーとKDDIの支援を受け市立小高病院で在宅医療強化に向けタブレットを活用した遠隔診療を開始。メドレーがオンライン診療アプリ「CLINIC」を、KDDIがタブレット端末を提供。(KDDI)
- KDDI、「KDDI ∞ Labo」第11期でKDDI ∞ Labo賞として、自動診断アシスト機能付き聴診器「超聴診器」を開発するAMIを選定。あわせてKDDI Open Innovation Fundより第10期継続チームのXSHELLへの出資も決定。(KDDI)
- KDDI、KDDI Open Innovation Fundを通じて、テレイグジスタンスと呼ばれる概念を活用し、遠隔のロボットを自分のアバターとして利用する、ロボティクスおよびクラウド・データサービスを開発・販売するTelexistenceへ出資を実施。(KDDI)
5/19(Fri)
- KDDI、沖縄セルラー、J.D. パワー アジア・パシフィックによる「2017年日本モバイルデータ通信サービス顧客満足度調査」において、2016年に続き、2年連続「総合満足度第1位」を受賞。1000点満点でauが532点、NTTドコモが531点、ソフトバンクが513点など。(KDDI)
- UQコミュニケーションズが実店舗「UQスポット」新店3店を19日開店。盛岡市「UQスポット イオンモール盛岡」と、都内2店舗「UQスポット 新宿南口」「UQスポット 中野南口」。(UQコミュニケーションズ)
- NTTドコモ、表形式のデータからチャットボットを自動作成するツールを開発。冷蔵庫内の食材をLINEに入力した際に最適なレシピを提案する、ABCクッキングスタジオの「献立チャットボット」向けに期間限定で活用。(NTTドコモ)
- NTTドコモ、総務省の「第5世代移動通信方式の実現による新たな市場の創出に向けた総合的な実証試験」の実施主体に選定されたと発表。「エンターテインメント」「スマートシティ/スマートエリア」「医療」の3つの応用分野に着目し、17の自治体、企業、大学等と試験の協力で合意。試験は6月1日より順次開始。(NTTドコモ)
- KDDI、au one net契約者向けのオプション「au one net 公衆無線LANサービス」の提供を18年3月末で終了へ。6月13日に新規申込受付を終了。利用者の減少で。「Wi2 300」を代替サービスとして案内。(KDDI)
- KDDIが「au one net WiMAXコース」の提供を18年3月末で終了へ。より高速なWiMAX 2+プランの拡充で利用者が減少したため。既に15年2月1日で新規受付は終了済。(KDDI)
週刊モバイルビジネス通信
- 最近の記事
- 記事一覧(検索)
- メールニュースのご案内
→週刊モバイルビジネス通信の内容はメールでも配信中です