株式会社MCAは、通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査を2019年2月に実施した。今回は、その結果について取り上げたい。
キャリアショップは全国に8173店舗、9ヶ月で約150店の減少に
3キャリア(ワイモバイル、UQコミュニケーションズを含む5ブランド)が展開するキャリアショップは、調査時点で全国に8173店舗存在していることが分かった。
2018年5月の調査(以下、前回調査)時点では8341店舗となっており、この9ヶ月間で168店舗減少したことになる。
ブランド別で店舗数が最も多いのはKDDI(au)の2363店舗だった。なお、今回の調査において「PiPit」(全国に約600店)はキャリアショップではなく取扱店と定義しているため、カウントには含まれていない。
KDDI(au)と、ソフトバンク、ワイモバイルが店舗を減らした一方で、NTTドコモとUQコミュニケーションズの店舗数は増加しており、ブランドによって出店動向はまちまちとなった。
都道府県別の最多ショップでは、都市部でソフトバンク、地方でNTTドコモの健闘目立つ
都道府県ごとに、どのキャリアショップが最多か集計したところ、南関東、東海、関西や福岡県など、都市部ではソフトバンクが1位を占める傾向となった。NTTドコモは全国24県で1位となった。
特に西日本では前回調査から首位の入れ替わりも起きている。九州の熊本県・宮崎県・鹿児島県や、愛媛県、岡山県などでは、最多ショップのブランドに動きがあった。
本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて3月15日に公開された記事となります。 最新記事や過去の掲載分は「DATAで見るケータイ業界」もあわせてご覧下さい。 |
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