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4人に1人が、買い替え検討時に「中古端末」を候補に含める意向示す

MCAでは、不要となった携帯端末の下取りと中古携帯端末の利用に関する消費者の意向を探るため、携帯電話・スマートフォンの利用者に対してネットアンケート調査を行った。その結果を取り上げる企画の後編として、今回は「中古携帯端末」に焦点を当てる。

4人に1人が、買い替え検討時に「中古端末」を候補に含める意向示す

スマートフォン・携帯電話を買い替える際に「中古端末」を候補に含めるかたずねたところ「含めると思う」は8.6%、「多少含めると思う」は14.8%となった。今回の調査では、4人に1人が候補に含める意向を示している。年齢層別にみると、20代や30代では候補に含める意向が3割台に達している。

その一方、全体の半数強が「含めないと思う」と回答している点も指摘したい。男性は45.5%、女性は56.7%で、女性の方が抵抗感が強いことも判明した。

中古端末を買い替え候補に含めない理由として最も多かったのが「人が使った端末を使うのに抵抗があるから」で、このような意識を持つ方に中古端末をアピールするのはハードルが高そうだ。

ただし、それ以外の理由については、事業者側で不安解消に向けた工夫の余地があるものと言える。実際、今回の調査では、中古端末を買い換え候補に含める理由の上位に「価格が安そう」「新品と中古品の差があまりなさそう」「販売店がしっかりしてそう」といった項目が並んでいる。

正確な情報をアピールし、いかに不安感を払拭していくかが、市場拡大に向けたひとつの鍵になりそうだ。

本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて11月13日に公開された記事となります。
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