MCAは、2月から3月にかけて国内通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査を実施し、その結果を調査資料「キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2020春」として取りまとめた。今回は同資料をもとに、国内におけるキャリアショップ展開の現状を整理したい。
キャリアショップは全国に7912店舗、この1年で295店減
3キャリア(ワイモバイル、UQを含む5ブランド)が展開するキャリアショップは、全国に7912店舗存在していることが分かった。2019年2月調査(以下、前年調査)の8207店から295店(3.5%)の減少となった。
※調査集計方法の見直しにともない、前年調査結果の一部を遡及修正しています。
メインブランドは各社とも2000を超える店舗展開を維持しているものの、各社で状況は異なる。KDDI(au)が156店の大幅減になった一方、ソフトバンクは53店、NTTドコモは11店の減少だった。
この結果、メインブランドの店舗数最多はNTTドコモの2342店、次いでソフトバンクが2300店となった。KDDI(au)は前年調査時点で店舗数最多だったものの、今回は2207店まで縮減している。
また、サブブランドは、メインブランドほどの店舗展開を行っておらず、ワイモバイルは881店舗、UQコミュニケーションズは182店舗にとどまった。
4月から商用化を開始する「楽天モバイル」は、調査時点ではMVNOの店舗であり、定義上キャリアショップに含めていないが、調査は実施している。その結果、店舗数は224店で、前年調査から92店の大幅増となった。
なお、当調査において、量販店や併売店における販売窓口は「取扱店」と定義しており、キャリアショップ数には含まれていない。
本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて3月19日に公開された記事となります。 最新記事や過去の掲載分は「DATAで見るケータイ業界」もあわせてご覧下さい。 |
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