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格安SIMの利用者シェアトップは「OCNモバイルONE」、利用者の満足度評価1位は「IIJmio」

前回に引き続き、MCAが昨年実施したネットユーザーへのアンケート結果を取り上げたい。前回は格安SIMの認知状況と音声通話の実態をテーマにしたが、今回は格安SIMの利用状況および利用者評価に焦点をあててみたい。

格安SIMの利用者シェアトップは「OCNモバイルONE」
(出典:MCA「SIMロック解除・MVNOの消費者ニーズ・利用実態調査」)

調査対象を格安SIMの利用者に絞って実施したアンケートにおける「利用しているサービス」の回答から算出した利用者シェアの1位は「OCN モバイル ONE」で、全体の2割を占める結果となった。

今回の調査では、利用状況とあわせて主要サービスの認知状況もたずねているが、認知率(聞いたことがあるサービス)の1位は「イオンスマホ」、4位は「楽天モバイル」だった。いずれも、利用者シェアでは6位以下となっており、認知率と実際のサービス利用のあいだには違いがあることが分かった。

利用者の満足度評価1位は「IIJmio」
(出典:MCA「SIMロック解除・MVNOの消費者ニーズ・利用実態調査」)

上のグラフは、実際に利用しているサービスの総合的な満足度を5段階でたずねた結果である。5段階評価をもとに満足度を数値化(「満足」を5点、「やや不満」を4点、「どちらでもない」を3点、「やや不満」を2点、「不満」を1点とし計算)したところ、上位5サービスで最も満足度が高かったのは「IIJmio」の4.14点、2位は「BIGLOBE LTE・3G(うれスマ)」の4.11点となった。

満足度評価では、総合的な満足度のほか、月額料金、通信品質・速度、サービス・機能、購入のしやすさ、アフターサポート、ブランドイメージの各項目ごとの満足度も調査を行った。月額料金は今回調査対象の21サービスのほぼすべてが4点以上で総じて利用者の満足度は高い。一方、通信品質・速度については、上位5サービス以外で2点台の低評価にとどまるものも一部あり、サービス間での差が調査結果数値で明らかになった。

本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて1月16日に公開された記事となります。
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